li コマンドの使い方とハードリンクとシンボリックリンクの違い
■Command:li:ファイルのリンクを作成する
□主なオプション
オプション | 長いオプション | 意味 |
---|---|---|
-s | --symbolic | ハードリンクの代わりにシンボリックリンクを作成する |
-d,-F | --directory | ディレクトリのハードリンクを作成する(スーバーユーザのみ) |
-f | --force | リンクファイルと同じ名前のファイルがあっても強制的に上書きする |
-i | --interactive | リンクファイルと同じ名前のファイルがあった場合、上書きするか確認する |
-v | --verbose | リンクを登録する際に、登録する登録名とリンク先を表示する |
-b | 上書きされるファイルのバックアップを作成する | |
-L | --logical | 対象がシンボリックリンクの場合リンクを巡る |
-P | --physical | シンボリックリンク自体へのハードリンクを作成 |
-r | --relative | 相対パスのシンボリックリンクを作成 |
-t [ディレクトリ名] | --target-derectory=[ディレクトリ名] | 指定したディレクトリにリンクを作成する |
■ハードリンク
- 同じファイルの実体を共有する方式(1つのファイルの実体を複数のファイル名で表せる)
- リンク元のファイルが移動、削除されても、ファイルの実体にはアクセスできる。
- 異なるファイルシステム上のファイルやディレクトリにリンクできない。
- 元のファイルとハードリンクは(ほぼ)同じ物
- フォルダに対しては作れない
- ディレクトリの場合「usr」や「home」といった名前の他に、自分自身を示す「.」というハードリンクが自動で生成される。
⇒ディレクトリにはハードリンクが「最低2つある」ことになる。